ミックスボイスっていう歌い方がわからない…。
裏声と地声の真ん中らへん?っていうイメージしかない。
ボイトレで教わっても全然できるようにならないし、
いろんな記事を読んでもできるようにならない・・涙
ミックスボイスができないのは才能の問題なのかしら…?
こういった疑問に答えます。
ミックスボイスができない本当の理由はたった1つ。
結論から言うとミドルボイスが安定して出せていないだけです。
なぜなら、ミドルボイスの応用がミックスボイスだからです。
つまり、あなたがミックスボイスができない理由は、
ミドルボイスを確立できていないだけ…ということです。
ミドルボイスがわかっていない&できていないと、
ミックスボイスはやろうにもできません。
わかりやすく言うならば、
足し算引き算ができないのに、
掛け算割り算ができないのとまったく同じですね。
ちなみに四則演算は、誰でもできます。
その例と同じで、
ミドルボイスはどんな人にも備わっている声です。
つまり「誰にでも出すことができる」声です。
あなたが足し算引き算ができたのはなぜでしょう??
計算方法を教わったから、ですよね?
それと全く同じです。
正しい練習方法さえ知ってしまえば、
誰にでもミドルボイスは出せるようになります。
で・・・!
冒頭でもお話ししましたが、
ミックスボイスはあくまでもミドルボイスの応用です。
ミドルボイスが誰にでも習得できる…ってことは、
ミックスボイスもどんな人にだって習得することができるんです。
ということで・・・
さっそくミドルボイスを完全にマスターしましょう!
ミックスボイスの大前提・ミドルボイスとは??
そもそもミドルボイスを簡単に言うと・・・
地声の領域と裏声の領域の両方を使うことができる声です。
で、その声を地声寄りにミックスさせるのか?
はたまた裏声寄りにミックスさせるのか?
それがミックスボイス…というわけなんです。
では、さっそくミドルボイスの練習方法を解説していきます。
ミドルボイスを習得する前に①
ファルセットをしっかり出せるようにする
まず、ファルセットつまり裏声でしっかり歌えるようになりましょう。
なぜなら、
ファルセットでしっかり歌えないと
呼吸がしっかりできていないということだからです。
ミックスボイスもそうですが、
ミドルボイスを習得するには呼吸がとっても大切になってきます。
なので
呼吸をたくさん使うファルセット(裏声)が
しっかり出せることが重要なんです。
呼吸が安定して強く出せていないと
ファルセットもブレブレになってしまうんです。
例えば・・・
サビの高いフレーズだけ裏声で、
低いところはついつい地声になってしまう…
こういう場合はまだまだ呼吸が安定していないということです。
あなたがファルセットを安定して歌えない場合は
呼吸をしっかり鍛えていきましょう。
解説動画も載せておきますね。↓
(解説部分から再生されます)
ミドルボイスを習得する前に②
裏声に地声の成分を足す(エッジボイス)
ファルセットが安定してきたら、
次は裏声に地声の成分を足します。
これ、通称「エッジボイス」と呼ばれています。
エッジボイスを使って
地声成分をしっかり抽出していきます。
具体的にどうやって出すかというと、
声帯を遅く震わせて
「あ゛ーーー」という感じの声です。
例えると、
映画・呪怨に出てくるオバケのような声です。
エッジボイスを簡単に出す方法は
- 裏声を出す
(一定の息を吐いています) - 出している息を小さくしていく
こうすると、自然と声がカラカラとしてきて、
「あ゛あ゛ぁ〜〜〜」
といったエッジボイスが出せます!
これも動画を見た方がより深い理解が得られます。↓
(エッジボイス解説から再生されます)
「どうしてもエッジボイスがうまく出せない・・・
っていう人は、
これもやはり「呼吸」が安定していないということなんですね。
呼吸がしっかりできていると
かなり効果的なトレーニングです。
ぜひ実践してみましょう!
ミドルボイスの具体的な習得方法
ここからは実際にミドルボイスの具体的な習得方法を解説していきます。
今、動画が見れる人は以下の動画をご覧ください。↓
今回の動画では「粉雪」を例題にしています。
サビの「こな〜〜ゆき〜〜」の部分ですね。
ここが高くて歌えない・・・!
という人がとても多い。
これをミドルボイスを使って解消していくわけです。
さて・・・
動画を見ていただけたらわかりますが、
ミドルボイスでフツーに会話したときの声!
とってもヘンですよね?(笑)
なぜヘンなのか??
言うまでもなく、通常時で裏声も混ざった地声だからですよ。
・・・たまにいませんかね?こういう声の人(笑)
ナチュラルミドルボイスな人。
私の知り合いでいました、こういう声の人。
あなたにもきっと今までいたと思います。
【練習方法】
声を伸ばしながら地声から裏声に声を切り替える
再び、動画を見れる方は動画をご覧ください。↓
ミドルボイスの練習方法は、
裏声から地声に声を切り替えていくこと。
(もちろん逆もやってみましょう。)
地声から裏声。
裏声から地声。
「あーーーーー〜〜〜〜〜」
とか
「あ〜〜〜〜〜ーーーーー」
という感じです。
※「ー」が地声で「〜」が裏声と思ってください。
やっていくとわかりますが、
地声から裏声になる際に
明らかに切り替わるポイントがありますよね?
テキストでいえば
「ー」から「〜」に切り替わる瞬間ということ。
そこの切り替わりの声こそがミドルボイスなのです。
で・・・
そのポイントの声でフツーに喋っていくと、
あなたの知り合いにいた、
鼻につく高めの声の人…のような声になります(笑)
【ポイント】
地声・裏声を「なめらか」に切り替えること!
やっていただくとわかりますが、
なめらかに声を切り替えるのはなかなか難しいです。
なめらかに切り替えていくことで、
呼吸が鍛えられ、ミドルボイスを出すための体の基盤ができあがるわけです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
以上のトレーニングをしっかり継続し、マスターしていくことで
声域がエスカレーター式に上がります。
あなたが歌いたかった色んな歌が
余裕で歌えるようになりますよ!
そして、
声量もスタミナも格段にレベルアップできます!
ふと、このトレーニングを思い出したら
すぐに実践してみてくださいね。
★もっと学びたい方へ
ここまで読んでくださって
本当にありがとうございました!
さて・・・
ミックスボイスを習得する前に必須の
このミドルボイス。
ミドルボイスをマスターすれば、
あなたの歌の可能性はどんどん広がっていきます!
この他にも、
- 色々なミドルボイスの使い方
- ミックスボイスにする方法
などなど、
様々なトレーニング方法があります。
私が配信している通信講座では
- トレーニングのより詳細な方法
- もっと地声っぽくするには?
- もっと優しく歌い上げるには?
などなど、
あなたが知りたいボイストレーニングを
より深く学べる内容になっています。
あなたがもっとガッツリ成長していきたい方は
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正しく鍛えれば
誰でも・いつからでも
思い通りに歌えるようになれます!
それでは!
