誰でも思い通りに歌うことができる!
サクセスボイスの岩谷翔です。
さて、今回は・・・
「自宅でガッツリとボイトレをしたい!」
「部屋を防音にしたいんだど、具体的にどうしたらいいの?」
こういった疑問に答えます。
✔️本記事で得られること
- 防音の本質が理解できる
- 経済事情に合わせた最適な防音方法がわかる
「自宅で思い切り歌いたい!」
こういうときに大事なのが「防音」です。
なぜなら、スタジオではないので近所迷惑にもなりかねませんし、他の家族がいたらちょっと恥ずかしい・・・。
そのため、防音という配慮が必要ですよね?
そこで必要なものが防音グッズです。
防音グッズといっても安価で手軽にできるものから、スタジオレベルで超防音にするものまでピンキリです。
ということで・・・
具体的にどのようにして自宅を防音すればいいのか?
おすすめ防音方法と必要な防音グッズを、クオリティーで分けてご紹介したいと思います。
防音レベル1:そもそも音を出さないトレーニング
まあ…これは防音とは違いますが、一番お金をかけずに簡単に自宅でボイトレをするのであれば「音を出さないボイトレ」です。
ボイトレは必ずしも声を出すだけがボイトレではありません。
ガッツリ歌を歌うことがいい声を出すためのトレーニングではないんですね。
そもそもボイトレは「身体の楽器化」が本当の目的なんです。
例えばギターもボディがあり、弦やピックアップ、ペグなどで出来ていて、それぞれが音を出すために役割があるように、歌を歌うためにも呼吸の訓練や声の響きに関わる筋力を鍛える、など身体自体のトレーニングが重要です。
声帯を震わせないトレーニングであれば音を出すことなくボイトレが可能です。
防音レベル2:ドアや窓の隙間を埋める

ここからが音を出す上での「防音」対策になります。
防音においてもっとも大切なことは「空気の振動を防ぐこと」です。
なぜなら音というのは空気の振動で耳に到達して音が聞こえるからです。
つまり、その空気の動きを遮断してしまえば基本的に音は小さくなっていきます。
例えば部屋の奥で音を出したとします。
その音は、空気振動によって壁を跳ね返って最終的に入り口のドアの方まで音が到達し、ドアの隙間から他の部屋にも聞こえてくるということですね。
ですので、ドアが開いている状態と閉まっている状態では音の漏れは全然違いますよね?
これはそういう原理なのです。
そのために「ドアの隙間を埋める」ということを考えていく必要があります。
百均などでも買えるようなスポンジやモールをドアに挟むだけでもかなり防音効果を得ることができます。
その他にもドア専用の隙間シートなんかもあります。
こんな感じでAmazonでも買えます。
↓↓
余談ですが、一般的な住宅は基本的には空気の循環を良くするために意図的に隙間が設けられています。
生活するにはいいんですが、防音するには逆にもっとも課題となるのが隙間です。
防音レベル3:防音設備を整えてみる

ドアの隙間をしっかり埋めた上でさらに防音レベルを上げていきましょう!
次に必要なものは、「録音機材」の購入を検討してみましょう。
いわゆる「DTM」と呼ばれる作曲用の機材の購入です。
例えば一式揃えるのであれば以下のような機材がおすすめです。
- DAWソフト(PRO TOOLSやCubase、Logicなど)
→無料のものから10万近いものまで。 - オーディオインターフェース(安価なものでOK)
→1〜2万円前後で購入可能です。 - ミキサー(DAWソフトがあればなくても大丈夫です)
→1〜2万円前後で購入可能です。 - マイク、ヘッドフォン(これは絶対あった方がいい)
→ピンキリですが1〜2万のものでOKです。
DAWソフトを使うメリット
DTMと呼ばれる環境を整えるための機材は、防音もさることながら自分の声をモニタリングできるのという点でも非常におすすめです。
なぜかというと、ライブなどでお客さん=あなたの歌声を聞く人というのは
あなたの生声を歌を聴くということはほとんどありません。
基本的にマイクで録音されたり、スピーカーから出てくる音を聴くワケです。
その「お客さんが聴く声」をモニタリングして自分自身で聴くことができるんですね。
それによって自分の歌声の響き方がわかります。
「でも…モニタリングできるのはいいけど、結局声を出すことにならない??」
「それだと防音効果にはつながらないのでは??」
と、思ったかもしれません。
しかし、声を大きく出すことがいい声を出すためのトレーニングということではありません。
ですので、大声を出して歌わなくても大丈夫です。
大きな声で歌うよりも、録音機材を揃えて自分の声を自分で聴くという点に意識を向けることをおすすめします!
防音レベル4:防音室の導入

ここまできて最終形態としては、やはり防音室の導入を検討していくことがおすすめです。
とはいえ、防音室の導入は今までの方法と比較したら一気に高額になります。
最低10万円以上の投資ができるのであれば、防音室の導入を検討してみてもいいかもしれません。
防音室は月々1万円弱からでもレンタルも可能
あなたのように自宅でボイトレをする人のために、小さな防音室そのものをレンタルするサービスなんかもあるんです。
例えばこちらのように月々1〜2万円程度でレンタルができます。
防音室を置くことができる程度の広さがあれば、必要経費と考えてレンタルするのもありかもしれませんね。
実際問題、防音環境欲しさにスタジオを予約して、当日雨天だろうとスタジオに向かい、限られた時間で練習をして、時間が来たら片付けて精算して帰宅・・・という行動は思いの外面倒です。
その点、自分の部屋に防音室があるというのは想像以上にメリットが大きいです。
補足:防音に効果がありそうだけどまったく効果のないアイテム
コレは何かというと・・・防音カーテンです。
ニトリのようなインテリアショップなんかでよく売っていますよね。
冒頭でも解説しましたが、基本的に音は空気振動によって伝わってきます。
ですので空気の振動を防ぐことが防音には大切なのですが、残念ながら防音カーテンでは空気振動は防げません。
もちろん無いよりはあるに越したことはないですが、それよりもドアや窓の隙間を埋める方に力を入れたほうが効果的でしょう。
またまた余談ですが、日本家屋は防音にはかなり不向きと言えます。
例えばふすまならばドア式に変えるだけでも空気振動を防ぐことができ、かなり防音効果が高まります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめると・・・
自宅で防音を意識するのであれば
- 音を出さないボイトレにする
- 部屋の隙間を埋めるための隙間シートを買う
- DTM環境を整えて、自分の声をモニタリングする
- 防音室の導入
・・・といった感じですね。
特に「音を出さないボイトレ」を知らない人が結構多いです。
今回、防音というテーマでしたが、普段の音楽活動において自宅で音を出さないボイトレ=呼吸の強化や身体を鍛えるなどがもっとも大切です。
根本的には呼吸が安定して初めてしっかり歌えるわけですから、呼吸強化や歌に必要な筋力トレーニングを継続するだけでも実はかなりの成長が期待できます!
詳しくは以下。
もっとガッツリ本気で学びたい人へ
サクセスボイスでは、僕が10年間培ってきた科学的ボイストレーニングの全てが
教室に通わなくても学べる通信講座があります。
無料体験コースをご用意しておりますので、
興味があればこちらからどうぞ!
ではでは!
Let’s Training!
